むぅ? 虫のような名前。
朮(おけら):キク科
オケラの花を 真上から撮りました。
白く小さい花の集まり、花径は2㎝くらい。(紅色の花もあるそうです)
雌雄異株だそうです。上の花は雌蕊がニュウと出ているので、雌株かも?
……
2年前に、山野草の会で頂きました。
オケラという虫もいたなと思いながら、鉢に植えしました。(虫の方はケラというのが、本名だそうです)
蕾も葉と同じ緑色なので目立たず、いつの間にか 白い小さな花が集まって咲いてて
くれるので、それで気が付くような 地味な山野草です。
↑の写真は横から撮りました。魚の骨のように見えるのは,苞葉です。
この苞葉は今は、緑色ですが、花が終わるころ、茶色になります。
……
万葉の時代は宇家良(ウケラ)と呼ばれていたそうです。
万葉集には、3首、歌われているそうです。
その中の一首
”恋しければ 袖も振らむを武蔵野の うけらが花の 色に出(づ)なゆめ”
(恋しかったら 私の方から袖でも振りましょう。あなたは武蔵野のおけらの花のように 恋心を 表に出したりしないでくださいね。決して。)
おけらの花とは詠まず、うけらが花と詠んでいるところに、万葉の世界に誘われます。
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