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真黄色なイチョウ

 

 

風の強い日、家の前を掃いていましたら、イチョウの葉がどこからか飛んできたのでしょうか、1枚だけ 落ち葉に混ざっていたことがあります。

見渡しても,わが家の付近には、イチョウの樹はないのに…と思っていましたら、

イチョウの木があったのです。

お隣さんが育てて居る、高さ20㎝ぐらいのイチョウの盆栽の葉が、風で我が家の方まで飛んできたらしいのです。

 

”別所沼公園のイチョウが素晴らしいわよ”

友達から聞いて、

 

久しぶりに青空も見えているし、出かけるついでに少し遠回りして見に行きました。

紅葉は楓、モミジ。イチョウは黄葉。

そうなんです。

この真黄色のイチョウの葉が、見たかったのです。

 

「金色のちひさき鳥のかたちして 銀杏ちるなり夕日の丘に」

昔 中学校で教わりました。70年も前です。

当時、お若かった女性の国語のk先生から”銀杏が散るという文言があるけれど、寂しい情景ではなく むしろ 華やかな風情を歌ったもの”と教わったように記憶しています。

 

イチョウの黄葉を見るたびに、お若いk先生のお顔と、この句が思いだされてきます。

 

この句は与謝野晶子の句だったのですね。

いつのころからか ずーっと正岡子規の句と思っていました。

今 ネットで調べて、間違いだったと気づきました。

これって ブログを書いている効用でしょうか?(笑い)